
彼女との出会いは中学生2年生の時でした。
中学校・高校と吹奏楽部で頑張り、部活、勉強とレッスンを見事に両立しました。
ですが、大学入学と同時に教室を卒業かなとも思っていました。
ところが、大学生になり、オーケストラ部に入り、このままさらに、フルートも勉強したいという事で、大学6年間(理系の学部だったので6年間)
ずっと、レッスンに通ってくれました。
まさか、そこまで、教室に通ってきてくれるとは思っていなかったので、びっくりでした。
最後は、県外に就職が決まり、それでも、3月末までレッスンに来てくれて、最後、立派に成長して社会に出ていくのを、しっかり見送る事ができて、寂しくて涙が出てしまいましたが、同時にとても嬉しく感慨深いものでした。
そんな彼女に、最後の発表会の時に、
○○ちゃんにとって、音楽とは一言でいうと、どのような存在でしたか? と、インタビューコーナーを設けて尋ねてみたところ、
「音楽は友達です。」 という言葉が返ってきました。どんな時も、フルートがそばにいてくれて、支えになったとのお話しをしてくれました。
私は、彼女の9年間の努力の賜物である、成長したフルートの演奏にも、物凄く感動しましたが、この言葉を聞いたとき、それにも増して、本当に良かったと思いました。
これからも、社会人のオーケストラに入って、フルート続けていくとの事です。陰ながら、ずっと応援していたいです。